第4分科会 1/28(火)15:00~
ふるさとの賑わい、 繋ぐ担い手 ~持続可能な まつり ・ イベント~
“まつり・イベント”は、地域の賑わい創出、コミュニティの維持、伝統文化の継承等をもたらす、観光客誘客の強力なコンテンツです。
全国各地の“まつり・イベント”は、コロナ禍により中止を余儀なくされたほか、昨今では、担い手不足、協賛金の減少やコスト増などの課題が顕著となっており、“まつり・イベント”の継続に向けた新たな対応が求められているところです。
長崎においても、390年間続く異国情緒豊かな「長崎くんち」や30回目となる「長崎ランタンフェスティバル」、若者が躍動する「YOSAKOIさせぼ祭り」には、時代の変遷とともに様々な課題が降りかかりましたが、それを乗り越えて今日でも大勢の観光客を引き寄せることができています。
分科会では、長崎におけるまつり・イベントへの取り組み等を事例として、持続可能なまつり・イベントの実現について考えます。
- ファシリテーター
-
髙橋 佳子
長崎商工会議所青年部 会長
長崎生まれ、長崎育ちのフリーアナウンサー。式典・ブライダル・イベント・ナレーション・TV・ラジオなど、多くの現場に携わる。人材育成・組織づくりにおいては、アンガーマネージメント・話し方・接遇研修を手掛け、多くの企業や団体、個人の成長をサポート。長崎愛が深く、これまで観光バスガイド、軍艦島上陸ツアーガイド、グラバー園でのクイズラリー、長崎の世界遺産を描くスケッチ大会の運営など、地元に根差した活動を多数展開。令和5年4月、長崎市議会議員選挙初当選。令和6年度長崎商工会議所青年部会長。
- パネリスト
-
大田 由紀
長崎史談会 理事
長崎市出身。NBC長崎放送でテレビやラジオのディレクターとして、主に長崎の歴史や長崎に生きた人々のドキュメンター番組の制作に携わる。退職後、長崎純心大学大学院人間文化研究科人間文化専攻(比較文化研究分野)修士課程で長崎くんちの研究を始める。同博士課程修了。長崎史談会理事、長崎女性史研究会会員、山鉾屋台研究会会員。主な長崎くんち関係の著書に『長崎くんち考』(長崎文献社)、「写された明治の長崎くんち」『民俗文化の伝播(でんぱ)と変容』(岩田書店)、ほか多数。季刊誌『樂』(イーズワークス)に「長崎ひと物語」連載中。
-
張 仁春
長崎ランタンフェスティバル企画幹事長((有)錦昌号 代表取締役)
長崎市新地町生まれ。福岡大学商学部を卒業後、1978年 ㈱電脳(東京都)で経験を積み、1981年に長崎に帰郷。家業である㈲ニシキ設計(現:㈲錦昌号)に就職。帰郷後は、地域振興にも積極的に関わり、新地中華街第1回春節祭の開催、長崎旅博覧会での中華大婚礼の実施などに貢献。さらに、長崎を代表する冬の一大イベントである長崎ランタンフェスティバルにおいては、1994年の初回開催時より企画幹事会副幹事長として運営に携わり、2016年には幹事長に就任。長年にわたり同フェスティバルの振興・発展に尽力している。
-
竹本 慶三
YOSAKOIさせぼ祭り実行委員会 特別顧問(㈲タケモト(バッグショップタケモト) 代表取締役)
1950年に佐世保市に生まれる。佐世保北高から、明治学院大学経済学部に進み、1973年卒業後、6年間の修行を経て、家業(ハンドバッグ・カバン小売)を継ぐべく(有)タケモトに入社し、1995年から代表取締役に就任。本業のかたわら、商店街の組織化、近代化に身を投じ、1983年のさせぼ四ヶ町商店街協同組合監事就任を皮きりに、1988年から理事、1989年から常務理事、1999年から副理事長を歴任。2003年には理事長に就任。併せて、佐世保市商店街連合会会長、長崎県商店街振興組合連合会副会長、長崎県中小企業団体中央会副会長、地区及び県・国の経済・観光関係の要職も数多く歴任。全国各地での講演活動など、その活動範囲は幅広い。
-
加藤 優子
㈱オマツリジャパン 代表取締役
武蔵野美術大学油絵科卒業後、(株)ピックルスコーポレーションに入社。商品開発とデザインを担当。震災直後の「青森ねぶた祭」を訪れた際、地元の人が心の底から楽しんでいる様子を見てお祭りの持つ力に気付く。同時に多くのお祭りが課題を抱えていることを知り、全国各地のお祭りを多面的にサポートする会社「株式会社オマツリジャパン」を創業。「青森ねぶた祭」や「岸和田だんじり祭」をはじめ、大小問わず数多くの地域の祭りへの支援実績を持つ。2児の母。